地鎮祭について、その流れ、神様、暦、お供物と何回かに分けてご紹介しましたが、今回は作法についてご案内します。
地鎮祭に限らず、神社にお参りに行った際、神殿で「二礼二拍手一礼」をされていると思います。
まずは神様への敬意と感謝の意味をこめ、お辞儀を2回行います。
この場合のお辞儀は、腰を90度に曲げて、普通より深く行います。
続いて、拍手を2回行います。
拍手には敬い拝む、和合という意味があると言われています。
打つときには、右手を少し引き、両手を合わせずに、ずらして打ちます。
神様より一歩下がることで、敬い讃える心を表していると言われています。
最後にもう一度、腰を90度に曲げてお辞儀を行います。
お願いごとには、お辞儀をする前に心の中で唱えます。
ところで、こうした「二礼二拍手一礼」の作法ですが、意外と歴史は浅く、昭和23年に改訂された「神社祭式行事作法」で、現在のような形になったそうです。
江戸時代には、思い思いの方法でお参りしていたということです。
作法も確かに大事ですが、大切なのは、お気持ちではないかと思います。
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