先日このブログで、アントニン・レーモンドという建築家の弟子のドキュメント映画(人生フルーツ)をご紹介しました。
レーモンドの設計した建築は国内に多数残っていますが、その中で軽井沢に残っている教会をご紹介します。
白壁(漆喰?)の基壇の上に木の軸組と屋根が乗った、素材感豊かな美しい教会です。
レーモンドは帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトに付いて来日し、その後日本で設計活動を続け、多くの日本人建築家がここを巣立っていきました。
晩年はアメリカに戻り余生を送りますが、レーモンドはもともとチェコスロバキアの出身。日本やアメリカなどの木造建築とは異なる、この聖ポール教会の独特の雰囲気は、チェコの伝統的な建築の影響を受けているのかもしれません。
結婚式などに使われるとき以外は見学可能なようですので、軽井沢方面へ出かけて際には寄ってみてはいかがでしょうか。