畳の大きさはどうやって決めた?

こんにちは。サンキホームです。

普通、畳の大きさは、幅三尺(90.9センチ)、長六尺(181.8センチ)で、

「三尺六尺」と言えば畳のことをいい、人がひとり横になれる大きさが基準になっています。

ところで、畳に「京間」と「田舎間」(江戸間)があるのはご存じのとおりです。

関西地方では、家を建てるときに、畳の大きさを基準にしてつくっていました。

だから「畳と家具を持って引越しする」と言われたほど、その畳はどこの家に持って行ってもぴったりと寸法があったんですよ!

関東では、まず家をつくりあげ、そのあと柱と柱の寸法に合うように畳がつくられました。

だから、京間と田舎間とでは、京間のほうが広いんですよ。

それから、「床の間」の話もしましょうね!

もともとの日本家屋は板張りの床で、畳は寝具として使われていました。

それが畳を家中に敷きつめるようになったのは室町時代に日本家屋の原形と言われる「書院造り」が完成してからなんです。

このとき、畳の床よりもさらに一段高い床をつくり、「床の間」と呼んだのです。

「書院」とはもともと悟りも開くための部屋のことで、この床の間に神や仏を描いた絵とか掛け軸を掛けて、灯火をともし、供え物を供えて、祀ったのです。

それが転じて、後には美術的に価値の高い絵や置物を置いて鑑賞するようになったんですよ!

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